仏鉄道関連製品製造アルストムは2月3日、水素燃料電池旅客鉄道「コラディア・リント」実証プロジェクトで、カナダ・ケベック州政府、シャルルヴォワ鉄道、ハルノワ・エナジー、HTECと協働すると発表した。グリーン水素を動力源とするカーボンニュートラル型鉄道の運行は米州で初。
同鉄道は2023年の夏頃、カナダ・ケベック州のシュット=モンモレンシー公園とベー・サン・ポール間を運行。同地は、国連教育科学文化機関(UNESCO)の登録生物圏保護区の中。使用する水素は、現地のハルノワ・エナジーからグリーン水素を調達する。
コラディア・リントは、2018年にドイツで商業運行を開始。これまでに欧州8カ国で22万km以上走行している。最高時速は140kmで、加速性能と制動性能は一般的な地域用ディーゼル列車に匹敵。運行中に排出されるのは水蒸気のみで騒音もない。2022年9月には、中途補給無しで走行距離1,175kmを記録している。すでに欧州で41台を受注している。
【参照ページ】Alstom’s Coradia iLint, the world’s first hydrogen-powered passenger train, will demonstrate green traction in Quebec
【画像】Alstom
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