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【国際】WBCSD、植物由来食品への移行を促す簡易ツールキットを発表。アジアは安全、品質を重視

 持続可能な発展を目指すグローバル企業団体WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)の内部プロジェクト「Food Reform for Sustainability and Health(FReSH)」は1月25日、消費者を植物由来食品を中心とした食生活へ移行していくための簡易ガイドを発表した。

 同プロジェクトは、健康で持続可能な食生活を実現するために植物由来の食品の割合を増やし、消費者に栄養価の高い魅力的な食生活を提供することが目的。植物由来の食品の割合を高めることで、年間の死亡者数を最大約24%減少させ、食品由来の二酸化炭素排出量を約30%削減することが可能。

 今回の発表は、環境NGO「Rare Center for Behavior and the Environment」の行動中心設計(BCD)手法に基づき、北米、欧州、中国、日本を対象に調査を行い、得られた知見と企業向けの推奨アクションをまとめたもの。

 消費者を「フレキシタリアン」「Z世代のフレキシタリアン」「従来型」の3タイプ、企業を「小売業者」「食品サービス事業者」「食品メーカー」の3つ、合計6タイプに分類し、植物由来製品を選択する動機づけとなる要素と選択を阻む要素を調査した。中国と日本では、北米、欧州とは異なり、製品の安全と信頼性、品質を重視する傾向があった。

 最後に、それぞれのタイプに対し植物由来製品への移行を促すための「インセンティブ」「選択アーキテクト」「ルールと規制」「社会的な影響」「社会的な影響」「感情への訴求」の6つのトリガー毎のアクションを提案した。

【参照ページ】Shifting behaviors toward plant-forward foods: A toolkit for food businesses

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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