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【中国】CATL、NIOと包括戦略提携。CTC型の生産工場も江西省に建設へ。哪吒汽車とも

 EVバッテリー世界大手中国CATL(寧徳時代新能源科技)は1月17日、中国電気自動車(EV)大手NIO(蔚来汽車)との間で、5年間の包括戦略協力協定に調印した。既存のパートナーシップをさらに深化させる。

 今回の提携では、新ブランド、新プロジェクト、新市場における技術協力の推進、需給調整の改善、海外展開の推進、長寿命電池を中心としたビジネスモデルの展開等を対象とした。バッテリーのイノベーション能力を引き上げ、イノベーションをさらに加速させる。

 さらにCATLは1月18日、完全子会社CAIT-SH(寧徳時代智能科技)を通じ、宜春経済技術開発区管理委員会との間で、生産拠点を建設するプロジェクトにも調印した。CIIC(CATL統合インテリジェント・シャーシ)プロジェクトとして、CTC(セル・トゥー・シャーシ)技術を採用した初の生産基地を江西省宜春市に建設する。バッテリーセルを直接車両のシャーシに組み込み、空間利用の効率化や部品点数の削減を図る。1月10日は、中国新興EV企業の哪吒汽車(NETA Auto)との間で、CIICプロジェクトに関する協力協定も締結し、2024年末に上市する見通しを示した。

 またCATLは、品質管理体制の強化で、バッテリー試験所で、ULソリューションズの認証試験データプログラム(WTDP)を取得。バッテリーの熱暴走火災伝播評価試験方法に関する規格であるUL9540Aに対する試験を開始することも発表した。自社の試験設備でWTDP試験が可能となり、市場投入までの時間短縮を図る。中国でUL9540A規格のWTDPを取得したのは今回が初。

【参照ページ】CATL and NIO Enter Into Comprehensive Strategic Partnership
【参照ページ】CATL announces its Integrated Intelligent Chassis (CIIC) Production Base in Central China’s Yichun
【参照ページ】CATL and NETA Auto Sign a Cooperation Agreement on CIIC
【参照ページ】CATL and UL Solutions Join Forces to Advance Battery Safety and Performance

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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