世界経済フォーラム(WEF)は1月18日、新興技術の責任ある倫理的かつ安全な開発と利用をテーマとした拠点「信頼性技術センター」をテキサス州オースティンに設立したと発表した。WEFが世界各地で設立する「第4次産業革命センター(C4IR)」の新たな拠点となる。
今回の発表は、2023年の年次総会(ダボス会議)で発表され、ヘルスケアとライフサイエンスをテーマとしたインドの「C4IRテランガナ」に続き2拠点目の発表。同センターはデロイトとパトリック・J.マクガバン財団と共同設立され、人工知能(AI)、機械学習、ブロックチェーン、VR(仮想現実)、量子コンピューティング等の新興技術の責任ある倫理的で安全な技術の普及を目指す。
【参考】【インド】世界経済フォーラム、インド政府と共同でC4IRテランガナ設立。ヘルスケアとライフサイエンス(2023年1月17日)
同センターでは、倫理的な技術開発と利用を促進するためのツール、フレームワークを作成し、国連持続可能な開発目標(SDGs)を推進するための技術の導入を検証する計画。また、知見共有を促進させ、信頼性技術の重要性に関する認識を向上させるためのレポートを発表する予定。
WEFは、C4IRの本部をサンフランシスコに設置。支部「C4IRグローバル・ネットワーク」として、日本、インドのマハーラーシュトラ州とテランガナ州、コロンビア、アラブ首長国連邦(UAE)、イスラエル、ノルウェー、南アフリカ、ルワンダ、ブラジル、サウジアラビア、アゼルバイジャン、トルコ、カザフスタン、アラブ首長国連邦(UAE)、米国先端製造センター、セルビア、米国信頼性技術センターの18拠点を設置している。
【参照ページ】World Economic Forum Launches the Centre for Trustworthy Technology
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