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【ブラジル】イベルドローラ子会社、同国初の浮体式太陽光発電所設置。2023年中建設開始

 スペイン電力大手イベルドローラ子会社のNeoenergiaは1月5日、ブラジル上下水道運営Compesaと協働し、ブラジルで同社初の浮体式太陽光発電所を設置すると発表した。投資金額は200万ユーロ(約2.8億円)。同設備は、2023年中に建設開始予定。

 同プロジェクトは、ブラジル電力庁(Aneel)のエネルギー効率化プログラムの支援を受け、同国フェルナンド・デ・ノローニャ島で展開する。ザレウ・ダムの水上に太陽光発電パネル約940枚を設置し、設備容量は、630kW。Compesaが同島で消費するエネルギーの50%以上を賄うことができる。

 同社はすでに、ルノーや通信研究開発センター(CPqD)等と協働し、同島でヴァカリア太陽光発電所の稼働を開始済み。同発電所は、電気自動車(EV)向け電力専用に建設された同発電所2箇所のうちの1つ。設備容量は、各々50kW。余剰電力は、配電網に供給する。

 同島では、観光及び行政用の電気自動車(EV)10台の電気自動車も導入済み。EV充電スタンド12基も設置予定。加えて、観光客や住民に電動アシスト自転車の利用も促し、充電ステーション4ヵ所に充電スタンド24基を設置する。同設備は、屋根に設置された太陽光発電パネルで発電した電力を活用し、無料で使用可能。

 また同社は、太陽光発電所「ノローニャI」「ノローニャII」では、同島のエネルギー消費の約10%をカバー。同発電所には、リチウムイオン電池を設置することで、消費しきれなかった電力の蓄電も可能にした。

 その他には、同島のエネルギー消費の80%を占めるディーゼル発電からの転換に向け、小規模再生可能エネルギー発電の開発も進めている。消費者、企業、公共団体、NGO等に自家消費型太陽光発電システム9基を導入済み。また同島では、ブラジル北東部で初のスマートグリッドも導入。2022年からメーターを全面的に刷新している。これにより、リモートアクセス、事故発生時のサービス向上等が可能になった。

【参照ページ】We install our first floating solar PV power plant in Brazil
【画像】Iberdrola

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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