化粧品世界大手米エスティローダーの英国・アイルランド法人は1月11日、人工知能(AI)搭載の視覚障がい者向け美容アプリ「Voice-Enabled Makeup Assistant(VMA)」を提供開始したと発表した。視覚障がい者が正確且つ簡単にメイクアップを行えるよう支援する。同アプリはまず、英国で提供を開始。将来的には他市場へも展開予定。
VMAでは、音声案内によりユーザーのメイクアップの支援が可能。人工知能(AI)がユーザーの顔に塗られた化粧を識別し、塗りムラ等を評価することで、 ユーザーは、口紅、アイシャドー、ファンデーションが均一に塗られているかどうか、音声によるフィードバックを受けることができる。また同アプリでは、より正確な塗布が必要と思われる箇所を特定し、音声案内を行うことも可能。
英公的医療機関NHS(国民保健サービス)によると、英国では、視覚障がい者が200万人以上おり、そのうち34万人は失明または部分失明として登録されていると推定される。エスティローダーは今後、視覚障がい者が同社製品やサービスをより活用できるよう、メイクアップ教育ツールの新機能追加等、サービス拡充を進める。
【参照ページ】The Estée Lauder Companies launches AI-powered beauty app for visually impaired users
【画像】The Estée Lauder Companies
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