伊藤忠商事は1月6日、同社傘下のグリッドシェアジャパンを通じ、小売電気事業者と協働し、NFブロッサムテクノロジーズ製造の家庭用バッテリーによるデマンドレスポンス実証を開始すると発表した。
実証に参加する小売電気事業者は、東北電力、東京電力エナジーパートナー、中部電力ミライズ、九州電力。対象は、同小売事業者の管内でグリッドシェアジャパン提供の「蓄電池AIサービス」の契約者のうち、希望したもの。実証期間は、2022年12月中旬から2023年3月末頃まで。
実証に参加する契約者は、電力需給が逼迫し、市場での電力調達コストが高騰しやすい時間帯に、小売電気事業者の要求に応じ、蓄電池を充放電する。同バッテリーは、グリッドシェアジャパンのネットワークと接続し、人工知能(AI)により遠隔からの電力最適制御が可能。これにより、電力需給逼迫の回避、調整力の確保を目指す。
今回のアクションの背景には、ウクライナ戦争に伴う燃料価格高騰や調達難、新型コロナウイルス・パンデミックに伴う家庭電力需要増、天候等で発電量が変動する再生可能エネルギーの特性等で、蓄電池による調整力が必要とされることがある。
【参照ページ】家庭用蓄電池によるデマンドレスポンス実証を開始
【画像】伊藤忠商事
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