オランダ環境NGOのFollow Thisは12月19日、機関投資家大手6社とともに、シェル、BP、エクソンモービル、シェブロンに対し、2030年までのスコープ3排出量でのパリ協定整合目標の設定・開示を求める株主提案を提出したと発表した。2023年の株主総会での大きな争点となりそうだ。
Follow Thisは今回、対象4社のうち1社以上の株主提案を提出した機関投資家名を例示した。仏エドモン・ドゥ・ロスチャイルド・アセット・マネジメント(EDRAM)はシェル、ベルギーのDegroof Petercam Asset Management(DPAM)は4社全て、蘭Achmea Investment Managementはエクソンモービル、米Arjuna Capitalはシェブロンとエクソンモービルに加わった。協働6社全体の運用資産総額は1.3兆ユーロ(約180兆円)。
Follow Thisは、2023年の株主総会に向けた株主提案では、スコープ3での目標設定にターゲットを絞ったと説明。最も効果的な分野で突破口を開きに行く。気候変動株主提案では、過去毎年酸整数が増える勢いを見せていたが、ウクライナ戦争後の2022年の株主提案は多少停滞。それでも、BPで15%、シェルで20%、エクソンモービルで28%、シェブロンで33%の株主が賛成。2023年株主総会に向け、大きな勢いを作っていく考え。
【参照ページ】Leading investors join shareholder activist with climate resolutions at Big Oil
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