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【国際】インディテックスとWWF、生態系保全プロジェクトで協働。3年間合計14億円拠出

 アパレル世界大手スペインのインディテックスと世界自然保護基金(WWF)は12月20日、欧州、北アフリカ、アジア、南米での自然再生3年間のパートナーシップを締結したと発表した。森林再生・保全、水系再生・保全、種と生息地の保全でプロジェクト9本を実施する。

 インディテックスは、WWFに対し、年間300万ユーロ(約4.2億円)以上、3年間で合計1,000万ユーロ(約14億円)を寄付。再利用可能な代替品として採用とした紙袋と封筒の販売益の一部も、同プロジェクトに充当する。

 欧州では、スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ地方、トルコ・ダッチャ・ボズブルン、イタリアのアストロニ自然保護区、ギリシャ・ダディで、森林再生や生物多様性保全プロジェクトを展開。北アフリカでは、モロッコのセブー川やガール・エル・メラの海岸湿地、チュニジアやアルジェリアのゲルブ・サンジャ平原の湿地での流域の回復・保全を行う。

 アジアでは、ベトナムのトラ・ス湿地の回復を行い、同地域の気候変動レジリエンスと生物多様性の向上を進める。中国では、WWFが北部の太行山脈でヒョウ等の生態系保全を行っており、今回のパートナーシップを通じた支援も行う。その他、WWFインド支部、Water.org、Laudes Foundation、IDH The Sustainable Trade Initiative等とも協働する。

 南米では、アルゼンチン、ブラジル、ボリビア、パラグアイでのグランチャコ熱帯林とパンタナル湿地の保全等を実施。メキシコでは、WWFと地域NGOとの協働で、モナルカ蝶生物圏保護区とジャガー生息地の保護を進める。

 インディテックスとWWFはすでに、水資源管理と生物多様性保全に焦点を当てた1年間の調査を実施。バリューチェーン上の影響マップの作成、優先事項や主要地域の特定等を行ってきた。同調査結果を受け、変革に向けたパートナーシップをさらに締結予定。

【参照ページ】Inditex and WWF partner to restore threatened ecosystems in Europe, Asia, Africa and Latin America

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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