米ホームセンター大手ロウズは12月5日、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)目標を発表した。科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)のネットゼロ・スタンダードでの承認を目指す。
同社はこれまで、2025年までにスコープ1とスコープ2の二酸化炭素排出量を、2016年比40%削減、2030年までに自社事業での再生可能エネルギー比率50%達成を目標として掲げてきた。2021年にスコープ1、スコープ2排出量削減目標を達成したことで、今回カーボンニュートラル宣言まで漕ぎつけた。
中間目標としては、2030年までにスコープ1とスコープ2での二酸化炭素排出量を40%削減し、スコープ3での同排出量を22.5%削減する。
目標達成に向けては、事業活動での省エネと再生可能エネルギーへの投資を強化する他、車両や施設関連での二酸化炭素排出量の削減技術を追求。具体的には、ガス駆動製品から電気駆動製品への転換や、販売商品では環境保護庁(EPA)の環境製品認証「ENERGY STAR」を取得した商品の普及に動く。2021年には、ENERGY STAR認定製品の販売を通じ、製品使用に伴う二酸化炭素排出量を3,460万t削減した。
また、サプライヤーとも協働し、サプライチェーン上流での二酸化炭素排出量削減に注力する。2021年には、重点サプライヤーの74%がサステナビリティ目標を設定した。
【参照ページ】LOWE'S SETS GOAL TO REACH NET-ZERO EMISSIONS ACROSS SCOPES 1, 2 AND 3 BY 2050
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