世界23ヶ国・機関は12月18日、「昆明-モントリオール生物多様性枠組」の各国での実施を加速するためのパートナーシップ「NBSAPアクセラレーター・パートナーシップ」を発足した。コロンビア政府が主導し、ドイツ政府が発足を支援した。
【参考】【国際】生物多様性条約COP15、昆明-モントリオール生物多様性枠組を採択。ポスト愛知目標も確定(2022年12月20日)
生物多様性条約(CBD)の枠組では、締約国政府に生物多様性国家戦略・行動計画(NBSAP)の策定を求めている。今回のNBSAPアクセラレーター・パートナーシップは、NBSAP実施を迅速に進め、規模を拡大することを支援するもの。コロンビア政府、ドイツ政府、国連生物多様性条約事務局、国連環境計画(UNEP)、国連開発計画(UNDP)等が、NBSAPアクセラレーター・パートナーシップの設計、開発、構造化、運用、モニタリングを進める。
今回の発表を受け、ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省とドイツ連邦経済協力開発省とは、同パートナーシップに総額2,900万ユーロ(約42億円)の拠出を発表。支援プログラムを早速開始することを表明した。ドイツ連邦環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省が、同パートナーシップの仕組み、マッチングメカニズム、指標報告、モニタリング、現場での直接的な能力強化に2,000万ユーロを拠出。ドイツ連邦経済協力開発省が、支援選定対象国の支援パッケージ実施に900万ユーロを拠出する。
また、国連の地球環境ファシリティ(GEF)も12月19日、地球生物多様性枠組基金の創設も発表。NBSAPアクセラレーター・パートナーシップと足並みを揃えていくとみられる。
【参照ページ】New partnership aims to accelerate Global Biodiversity Framework implementation
【参照ページ】Germany and Colombia launch implementation initiative
【参照ページ】Statement from the GEF CEO and Chairperson on the creation of the Global Biodiversity Framework Fund
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