米燃料電池(FC)開発大手プラグ・パワーと米燃料電池自動車(FCV)ニコラは12月15日、水素経済の拡大に向けパートナーシップを締結したと発表した。
今回の提携では、プラグ・パワーは、航続距離最大500マイル(約800km)のニコラの燃料電池自動車(FCV)トレーラー「Nikola Tre FCEV」を今後3年間で最大75台購入。2023年に最初の納車を予定している。プラグ・パワーは、購入したトレーラーで、液体水素コンテナを牽引し、グリーン水素を顧客に運搬する。
またプラグ・パワーは、ニコラが米アリゾナ州バックアイ市で進めている水素ハブ設立プロジェクト向けに、グリーン水素製造用に水電解装置を提供する。生産能力は日量30tで、将来的には日量150tまで拡張できるよう設計。同プロジェクトで生産したグリーン水素は、ニコラの事業にも活用する。
さらにニコラは、プラグ・パワーの全米複数箇所のプラントから日量125tのグリーン水素オフテイク契約も締結。最低でも100t以上の供給が予定されている。プラグ・パワーは供給設備をさらに増強していく考え。
ニコラは別途、EVタイプのトレーラー「Nikola Tre BEV」を2022年3月に量産を開始。航続距離は最大330マイル(約530km)。
【参照ページ】PLUG AND NIKOLA ANNOUNCE COLLABORATION TO PUSH HYDROGEN ECONOMY FORWARD
【参照ページ】NIKOLA AND PLUG ANNOUNCE STRATEGIC COLLABORATION TO PUSH HYDROGEN ECONOMY FORWARD
【画像】Nikola
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