容器・包装世界大手スイスのテトラパックは12月5日、大豆を丸ごと活用した独自の全粒豆乳の製法を開発したと発表した。新技術では、大豆の繊維成分のおからを飲料に活用することで、食品廃棄物を削減し、飲料の食物繊維とたんぱく質の含有量を増加することができる。
今回開発した製法では、従来は廃棄されていたおからを飲料原料として活用することに成功した。具体的には、上海の同社製品開発センターで、様々なおからの粉砕工程を試し、味や食感に影響を与えることなく最終製品に組み込むことが可能な技術を開発。食物繊維含有量を従来の0.26%から1.2%に引き上げることができた。また、安定剤や乳化剤を使用せずに、6ヵ月から12ヶ月の保存も可能。
この加工法では、砂糖を使用せずに、クリーミーな味と食感も実現。同社によると、植物由来の飲料は、欧米で急成長している分野。同社は、今回の技術をヨーグルト、スプレッド、アイスクリーム等へ活用予定。
【参照ページ】Tetra Pak develops breakthrough 'whole soya' processing method
【画像】Tetra Pak
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