日本の環境NGO4団体は12月15日、銀行と保険大手の投融資方針の社会・環境性を格付するランキング「Fair Finance Guide(フェア・ファイナンス・ガイド)」の2023年日本版を発表した。
同格付は、ドイツ、オランダ、ベルギー、スウェーデン、ノルウェー、ブラジル、インドネシア、タイ、インドでも行われており、日本版発表は毎年実施されている。日本版の発表は、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、アジア太平洋資料センター(PARC)、APLA、および熱帯林行動ネットワーク(JATAN)の4団体が実施している。
今回評価対象となった銀行大手は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラスト・ホールディングス(SMTH)、りそなホールディングス、ゆうちょ銀行、農林中央金庫。
ランキングは、「気候変動」「汚職」「ジェンダー」「健康」「人権」「労働」「自然環境」「税」「兵器産業」等16分野について評価を行い、総合スコアを算出した。
銀行グループでは、みずほフィナンシャルグループが投融資方針をより明確に開示し首位となった。農林中央金庫、MUFG、SMTHは僅差だった。一方、りそなホールディングスとゆうちょ銀行は低かった。
【参照ページ】2023年版スコア公開:みずほが農林中金を上回り首位に
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