エネルギー世界大手英BPと英小売大手マークス&スペンサーは12月8日、英国内のマークス&スペンサー小売店舗への電気自動車(EV)充電ステーション「bp pulse」導入に関する独占契約を締結したと発表した。今後2年間で70店舗に900基を設置する。
両社は今回、150kW以上の超高速充電と50kW以上急速充電を提供。これにより英国でのbp pulseの充電容量が最大4万kWh追加される見込み。マークス&スペンサーのメイドストン・エクリプス店とサウスゲート店では、すでに50kWの急速充電器15基を設置し、一般開放している。
BPは、2050年までにスコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成するのが目標。2030年までに全世界で充電スタンド10万台以上の設置や、英国のエネルギーシステムへの最大180億ポンド(約3兆円)の投資計画を掲げている。一方マークス&スペンサーは、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。今回のアクションは、これらの一環。
【参考】【国際】BP、製品ライフサイクルでのCO2排出量を2050年にカーボンニュートラル化。目標大幅引上げ(2022年2月9日)
【参考】【国際】マークス&スペンサー、スコープ3含む2040年カーボンニュートラル宣言。プランA改訂(2021年10月20日)
両社は、2005年から協働を開始。BPの小売店でマークス&スペンサーのプライベートブランド(PB)食料品等を提供している。BP運営のガソリンスタンド60店舗以上でも、すでにbp pulse250基以上を設置し、マークス&スペンサーの食料品の販売も行っている。
【参照ページ】Sparking change: M&S and bp pulse to bring EV charging to customers
【参照ページ】Sparking change: M&S and bp pulse to bring EV charging to customers
【画像】BP
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