サステナビリティ報告国際ガイドライン策定GRIは12月7日、企業サステナビリティ報告指令(CSRD)に基づく欧州サステナビリティ報告基準 (ESRS)の内容と、GRIスタンダードとの整合性についてまとめた報告書を発表した。GRIとEUの金融報告フレームワーク検討機関European Financial Reporting Advisory Group(EFRAG)は2021年7月、GRIと協働する声明を発表していた。
【参考】【EU】EFRAGとGRI、EUサステナビリティ報告スタンダード策定で協調。国際基準も目指す(2021年7月12日)
今回の発表は、CSRDが2022年11月に成立したことを受けてのもの。ESRSに取り組む企業に対し、ESRSとGRIスタンダードとの関連性、GRIからのサポート、ESRSがIFRS財団とGRIの協働、欧州域外企業がESRSに注目すべき理由等、10の質問に対して回答を発表した。
【参考】【EU】EU、企業サステナビリティ報告指令(CSRD)が成立。日本企業にも影響(2022年12月4日)
同報告書では、「報告企業の負担を考慮し、ESRSとGRIスタンダードの内容は可能な限り整合しており重複しない報告内容である」「ESRSの最終基準の発表までにGRIスタンダードに基づく報告を活用し、ESRSの要件を満たす技術的なガイダンスを発表する予定」「ESRSではGRIのインパクト報告、IFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の財務的報告の2つを組み合わせる」「欧州域外企業であってもGRIスタンダードを活用することで今後ESRSに対応しやすくなる」と伝えた。
【参照ページ】GRI reporting best prepares companies for new EU standards
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