サステナビリティ報告国際ガイドライン策定GRIは12月5日、GRIスタンダードの「GRI304 2016:生物多様性」の改訂案を発表。2023年2月28日までパブリックコメントの募集する。2016年に初版策定以来の大幅改訂となる見込み。
今回の改訂は、近年の生物多様性に関する関心の高まりを受け、実装されるもの。特に、生物多様性と生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)が2019年に発行した地球規模評価報告書の影響が大きい。
改訂版の内容では、
- サプライチェーン全体を通しての報告
- 組織が最も重要なインパクトに優先的に注目
- 気候変動、汚染、資源の乱開発等、生物多様性喪失の要因に関連する情報開示
- 先住民、地域社会、労働者等、生物多様性に関連する人権影響の情報開示
- 場所ごとのデータを重視
今回の改訂では、IPBES、CDP、Alignプロジェクト、Partnership for Biodiversity Accounting Financials(PBAF)、Accountability Framework等の関係機関が、技術委員会に参加。Science Based Target Network(SBTN), Taskforce on Nature-related Financial Disclosures(TNFD)、World Benchmarking AllianceのNature Benchmarkとも整合性が図られた。
【参照ページ】Global standard for biodiversity impacts one step closer
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