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【中国】日本ペイントとコベストロ、バイオ素材型自動車塗料で提携。中国高級EVで採用

 日本ペイントホールディングスの中国子会社と、独化学大手コベストロは11月9日、バイオ素材型の自動車コーティング塗料開発で戦略的提携を発表した。最先端のバイオベース自動車コーティングを開発し、第1合号案件として中国高級電気自動車(EV)HiPhi(高合)のボディプラスチック部品に採用された。

 中国でも、政府がカーボンニュートラル政策を発表して以降、バイオ素材への注目が集まっている。日本で、Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)を意味する「CASE」は、中国では「新四化」と呼ばれており、新たな塗料の技術開発にとって大きな追い風にもなっている模様。

 今回開発する塗料は、コベストロが一部バイオ素材を活用した硬化剤を開発し、それを活用し日本ペイント・チャイナが自動車塗料を生産。従来比で二酸化炭素排出量を削減した。また、環境サステナビリティの観点だけでなく、性能面でも高いパフォーマンスを実現。硬化後の塗料は架橋密度が高く、硬度と耐薬品性で高い性能を発揮する。さらに、様々な生産ラインに容易に適用できる汎用性と塗やすさを誇り、コスト削減や生産効率化にもつながるという。

 日本ペイントホールディングスの中国事業では、グリーンビルディング関連の断熱塗料も促進。中国国務院住宅建設部は3月、「建築物のエネルギー効率化とグリーンビルディングの発展に関する第14次5カ年計画」を発表し、2025年までに都市部のすべての新築建築物をグリーンビルディングで建設すると表明している。

コベストロは、マスバランス方式でバイオ素材を活用するため、各地の拠点でISCC+(ISCC PLUS)認証の取得を進めている。すでに、上海、彰化、レバークーゼン、ドルマーゲン、クレフェルト・ウエルディンゲン、アントワープ、フィラゴ、タイのマプタプットの拠点で認証を取得済み。

【参照ページ】响应双碳目标,立邦携手科思创赋能汽车涂装解决方案,助力低碳出行新未来
【参照ページ】立邦聚焦建筑节能保温工程品质,推动青岛绿色低碳城乡建设
【参照ページ】

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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