食品世界大手スイスのネスレは11月17日、世界中の人々のバランスの取れた食生活の実現に向けた新たなコミットメントとして、同社製品の栄養情報の透明性を向上すると発表した。企業単位と商品単位の双方で栄養開示を強化する。
今回のコミットメントは、栄養価の高い植物由来製品や子ども向け製品等、特定分野の成長・拡大を進める同社アクションの一環。 食品や飲料の栄養価の継続的な改善に加え、手頃な価格で栄養価の高い食品・飲料の提供を拡大する。
具体的には、国際的な栄養インデックス「ATNI(栄養アクセス・インデックス)」でも活用されている世界的に有名なオーストラリアの評価指標Health Star Rating(HSR)でベンチマークを設定。企業単位では2022年のアニュアルレポートで状況を開示。商品単位では、2023年から14カ国で、パッケージ前面へラベル表示する。表面ラベル表示では、各国政府のガイドラインを尊重する。Nutri-Scoreを活用した表示も各国政府の要請に応じ継続する。
【参考】【国際】ネスレ、食品栄養基準強化へ。栄養アクセス・インデックスATNIでの評価体系を意識(2021年6月3日)
HSRは、特殊な栄養製品を除き、世界186カ国で提供される食品・飲料の広範な製品について、単一の比較基準を提供。食品の総エネルギー量、食物繊維、たんぱく質、豆類などの好ましい栄養素や成分量、砂糖、飽和脂肪、塩分等の懸念される栄養素の量で評価される。HSRの評価対象とならない健康食品カテゴリー群については個別に報告する。
【参照ページ】Nestlé to provide transparency on the nutritional value of its portfolio
【画像】Nestlé
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