宝飾品世界大手米ティファニーは11月17日、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)のネットゼロ・スタンダードに基づき、2040年までにスコープ3を含めたカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を実現すると宣言した。
同社は今回2030年の中間目標も設定。2030年までにスコープ1と2で二酸化炭素排出量を2019年比70%削減。同じくスコープ3で同40%削減する。2040年のカーボンニュートラルは、2019年比で90%削減した上で、自然を軸としたソリューション(NbS)に基づくカーボンクレジットでのオフセットを行う。
達成に向けたアクションでは、金、銀、プラチナ等の貴金属を100%リサイクル原料に転換。これにより同貴金属からのスコープ3カテゴリー1の排出量を90%削減できる。また輸送では、電気自動車と既存の公共サービスインフラを活用した配送でのカーボンニュートラルを実現しているTOSHIと2022年にニューヨークとロンドンで提携開始。2023年には他の年にも拡大する予定。オフィスや店舗では、グリーンビルディングの建設や修繕を実施。LEED認証でシルバー以上を目指す。事業で使う電力も全て再生可能エネルギーにする。
【参照ページ】Tiffany & Co. Commits to Science-Based Climate Targets
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