英通信大手ボーダフォンと世界自然保護基金(WWF)は11月22日、3年間のパートナーシップを締結し、携帯電話端末のリサイクル&リファービッシュ・プログラム「地球のための100万台携帯電話」を開始すると発表した。リファービッシュ(再製造)したスマートフォンの購入では、1台あたり二酸化炭素排出量を約50kg削減可能。また気候変動への影響度は、新規製造スマートフォン比で87%低減でき、原材料使用量は、1個あたり76.9kg削減できる。
今回のプログラムでは、欧州とアフリカで消費者からの携帯の下取りを強化する他、リサイクルもしくはリファービッシュのための携帯の提供を募る。プログラム期間中に回収した携帯電話1台につき、ボーダフォンから1ポンド相当額を、WWF展開の保護プロジェクトに寄付する。
ボーダフォンは、2040年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。また、2025年までに同社ネットワーク関連の廃棄物を100%再利用、リセール、リサイクル、リファービッシュを目標として掲げている。2月には、仏スマートフォン再販売リコマースと協働し、使用済みスマートフォンの下取り、修理サービス、リサイクル、リファービッシュ、再利用を促進するとも発表済み。今回のアクションもそれらの一環。
【参考】【ヨーロッパ】ボーダフォン、IoTセンサー連携の農業アプリ実証開始。端末リサイクル・再販強化も(2022年3月3日)
【参考】【ヨーロッパ】ボーダフォン、欧州事業で100%再エネ転換。サーキュラーエコノミーでも(2021年6月26日)
【参照ページ】Vodafone and WWF announce global partnership
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