国際的なカーボンオフセット基準管理団体米Verraは11月16日、リモートセンシングを活用した森林炭素測定用のデジタル測定・報告・検証(DMRV)プラットフォームの試験運用で、米カリフォルニア州で2018年に創業した森林測定テックPachamaと協働すると発表した。
Verraは今回、森林カーボンクレジットの創出・管理では、PDFファイル、エクセルシート、手作業による測定に依存しており、森林カーボンクレジットの測定と検証が非常に高コストになっていると指摘した。
Pachamaは、人工衛星画像と機械学習を組み合わせた森林の炭素貯留量算出と森林破壊リスク推定のモデルを開発。今回の試験運用では、データの収集、分析、検証の方法を自動化・標準化。本格導入できれば、客観性と透明性を高めながらクレジット創出コストを劇的に削減できるという。
試験運用は年内に開始。Verraは将来のデジタルMRVガイダンスに成果を反映していく考え。
【参照ページ】World’s Largest Carbon Program Pilots Digital Measuring Of Forest Carbon
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