国連食糧農業機関(FAO)は11月9日、第27回国連気候変動枠組条約シャルム・エル・シェイク締約国会議(COP27)の場で、食品・農業セクターでのカーボンニュートラルを実現するグローバル・ロードマップを、2023年の第28回国連気候変動枠組条約(COP28)までに作成し公開すると宣言した。
今回の発表に関しては、機関投資家の食品・小売関連イニシアチブ「Farm Animal Investment Risk and Return(FAIRR)」が2022年6月、FAOに対し自然及び栄養の安全保障目標に関する2050年までのグローバル・ロードマップの作成を要請する共同声明を発表していた。
【参考】【国際】機関投資家団体、FAOに食糧・農業ロードマップ作成要請。食糧システム危機に対応(2022年6月10日)
FAIRRによると、農業・食料セクターが世界の二酸化炭素排出量の3分の1を占めるているが、国別削減目標(NDC)を提出した54カ国のうち農業・食料セクターの具体的な目標を設定しているのは16カ国のみ。
グローバル・ロードマップでは、野心的かつ実現可能な戦略と目標の設定に必要なデータが提供される予定。FAIRRは今回の宣言を歓迎している。
【参照ページ】COP27: Investors Give Warm Welcome as FAO Commit to Net Zero Roadmap for Food
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