エネルギー世界大手英BPとモーリタニア政府は11月8日、国連気候変動枠組条約第27回シャルム・エル・シェイク締約国会議(COP27)の場で、同国でのグリーン水素の大規模生産可能性を探求するプログラムの実施に関する覚書(MOU)を締結したと発表した。
BPは近年、水素ビジネスを強化している。英国、オランダ、ドイツ、スペイン、中東、米国、オーストラリア等で、グリーン水素及びブルー水素プロジェクト開発の拡大を進めている。
同社は、モーリタニアではまず、大規模な風力発電や太陽光発電とグリーン水素製造に適した土地に関する情報収集を実施予定。
BPはその他、ヴェスタス、マッコーリー・グループ、CWPリニューアブルズ、インターコンチネンタル・エナジーの4社で構成されたコンソーシアム「Asian Renewable Energy Hub(AREH)」の株式を40.5%取得し、運営権を獲得。世界最大の再生可能エネルギー発電とグリーン水素製造ハブの一つとなる可能性があると語った。
同社は、モーリタニアでは、液化天然ガス(LNG)開発プロジェクト「グレーター・トルチュ・アメイム(GTA)」も展開している。モーリタニア国営石油大手ソシエテ・モーリタニア・デス・ハイドロカーブレス(SMH)等と協働し、フェーズ1作業を進行中。年間約230万tの液化天然ガス(LNG)を20年以上生産できる見込み。
【参照ページ】bp and Mauritania to explore green hydrogen at scale
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