【日本】アスクル、中小企業向けDXサポート事業開始。ソフトバンクと連携

　アスクルは10月31日、中小事業所向けSaaS・通信商品・サービス販売事業「ビズらく」を、ソフトバンクの協力を得て開始した。中小企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を多角的に支援する。

　ソフトバンクは、中小企業向けのサービス強化を、2022年度以降の法人事業の重要な戦略と位置付けており、中小企業向けの顧客基盤が厚いアスクルと連携することで、提供チャネルを強化する。提供製品・サービスのラインナップでは、ソフトバンクのグループ会社が協力し、スマートフォンやWi-Fi等の通信商品、グループウエアや情報セキュリティ等のSaaSを含め、40万種類以上の法人向け商材から32種類を厳選。ソフトバンクのマーケティングやシステム開発の担当者も同事業に協力する。

　具体的なサービス展開では、「ビズらく」のウェブサイトに、「商品カテゴリから探す」「お困りごとから探す」のメニューを掲載。商品カテゴリから探す場合は、ウェブサイト上の掲載商品を直接購入することが可能。一方で、「勤怠管理に苦労している」「メールが多すぎて見逃してしまう」「何を選んでいいか分からない」等の課題を起点にソリューションを選択することもできる。

　その一環として、「ビズらく相談室」は、電話もしくはオンラインで仕事に関するデジタル化やIT活用の課題を相談できる無料のサービスも用意。サイトの「予約フォーム」から希望の日時を指定して専門スタッフに相談ができ、それぞれの企業のデジタル化の課題を分かりやすく解説する「デジタル化診断レポート」を提供する。

　さらにタブレットを活用した情報システム部門の代行サービス「みんなのITサポート」も展開。1社当たり月額22,000円から27,500円で、社外ITサポート部門として利用可能。契約すると、専用タブレットが配送される。SB エンジニアリングが運営を担う。
　
【参照ページ】アスクルがソフトバンクと協業し、中小企業の DX 推進を“お困りごと相談”からトータルサポートする新事業「ビズらく」を本日開始

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所