本田技研工業とGEの折半合弁GE Honda エアロ エンジンズは10月17日、持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用した「HF120ターボファンエンジン」の試験に成功したと発表。通常のジェット燃料を使用した場合と同等の性能を実現した。
また、本田技研工業の航空機事業子会社ホンダエアクラフトカンパニー(HACI)は10月18日、小型ビジネスジェット機「HondaJet」の最新型「HondaJet Elite II(以下、Elite II)」を発表した。SAF100%でのフライトを将来実現していくことも視野に入れる。
HondaJet Elite IIは、燃料タンクの拡張および最大離陸重量の増加により、航続距離がHondaJet Eliteより204km長い2,865kmにまで延びた。また、機体構造の改良ではグランドスポイラーを主翼に初搭載し、着陸時の機体ハンドリングと安定性が向上した。加えて、最新の自動化技術であるオートスロットル機能と緊急着陸装置を2023年末までに導入する。
現在、SAFの利用は米国材料試験協会(ASTM)による認可制が導入されており、既存のジェット燃料へのSAF混合比率は50%が上限。しかし、同社は今後の航空燃料の進化・普及を見据え、100%のSAF使用を先行して確認した。
【参照ページ】GE Honda、持続可能な航空燃料(SAF)を100%使用した航空エンジン 「HF120」の試験に成功
【参照ページ】最新型「HondaJet Elite II」を発表
【画像】本田技研工業
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