たばこ世界大手英ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)は10月4日、スコープ3を含むバリューチェーン全体での2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成に向けた低炭素移行計画を公表した。
同社は2021年3月、2050年までのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成目標を発表。国連の気候変動キャンペーン「Race to Zero」にも加盟した。加盟企業は、加盟後1年以内に目標達成に向けた計画の説明が求められる。BATの今回の計画もその対応。
【参考】【国際】ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、スコープ3含む2050年カーボンニュートラル目標を発表(2021年3月12日)
今回の計画では、2030年までにスコープ1、スコープ2での二酸化炭素排出総量を、2020年比50%削減を明記。同目標は、すでに2022年7月、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)から承認を得ている。同社は2020年、2030年までにスコープ1、スコープ2でのカーボンニュートラル達成目標も掲げており、残余排出量はオフセットしていくと見られる。
また同社は、スコープ3でも同様に、2030年までに2020年比50%削減にコミット。二酸化炭素排出量の多いサプライヤーやタバコ農家との協働、製品輸送の航空便から船便への移行、サーキュラーエコノミーの移行に向けた製品設計と研究開発等を進める。
【参照ページ】BAT publishes ambitious roadmap to reach Net Zero by 2050
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら