みずほフィナンシャルグループ傘下のみずほ銀行は10月6日、「みずほグリーン不動産ノンリコースローン」「みずほサステナビリティ不動産ノンリコースローン」を開始したと発表した。主に不動産ファンド等の投資運用会社向けの資金調達手法として資金を供給する。
同商品は、「みずほグリーン不動産ノンリコースローン」は、Loan Market Association(LMA)等策定のグリーンローン原則(GLP)に、「みずほサステナビリティ不動産ノンリコースローン」はGLPとソーシャルローン原則(SLP)に準拠しつつ、みずほ銀行の独自評価フレームワークに基づく形で開発。日本不動産研究所からも助言を受けた。GLPとSLPの準拠は、格付投資情報センター(R&I)がセカンドオピニオンを提供した。
同社によると、不動産ノンリコースローンに関する独自の評価フレームワークを活用したスキームの取扱いは、国内大手銀行で今回が初。同社は市場規模20兆円以上の不動案ファンド市場で、存在感をみせていく考え。
また、みずほ銀行は同日、中堅・中小企業向けの融資として「Mizuhoポジティブ・インパクトファイナンス PRO」も開始した。こちらは、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)のポジティブ・インパクト金融原則(PPIF)に基づいてインパクト評価フレームワークを開発。社内に独立した専門評価部署を設け、インパクト評価を行う。同様のアクションは国内メガバンクで初。PPIFへの準拠は、日本格付研究所(JCR)がセカンドオピニオンを提供した。
【参考】【国際】主要金融機関19社、SDGs達成に向け「ポジティブ・インパクト・ファイナンス原則(PPIF)」を制定(2017年2月16日)
【参照ページ】「みずほグリーン不動産ノンリコースローン」「みずほサステナビリティ不動産ノンリコースローン」の取扱開始について
【参照ページ】「Mizuho ポジティブ・インパクトファイナンス PRO」取扱開始について
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