IT世界大手米マイクロソフト、人工衛星開発米プラネット・ラボ、国際環境NGOの米ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)の3者は9月22日、人工知能(AI)と衛星画像を活用し、地球上の太陽光発電所及び風力発電所を全てマッピングする地図情報ツール「Global Renewables Watch(GRW)」を開発する計画を発表した。再生可能エネルギーへの移行状況を評価し、長期的な傾向をモニタリングできるようにする。
3者はすでに、ドイツとインドの太陽光発電所と風力発電所、ブラジルとエジプトの太陽光発電所のマッピングを完了。2023年初頭までに世界全体を網羅し、科学的・技術的な検証を受ける予定。国別の発電状況や開発動向を把握できる地図情報として、一般公開を目指す。
GRWでは、2018年まで遡り、人工衛星データにアクセス可能。年2回のデータ更新により、各国の再生可能エネルギー設備容量や、再生可能エネルギー発電所の設置が景観に与える潜在的影響パターンを認識できるようにする。
GRWの開発では、マイクロソフトが人工知能(AI)とプラットフォーム技術を提供。プラネット・ラボは人工衛星画像を提供し、ザ・ネイチャー・コンサーバンシー(TNC)が出力結果を分析する専門的知見を提供する。
【参照ページ】Microsoft, Planet and The Nature Conservancy launch the Global Renewables Watch
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