花王は10月11日、国際カミングアウトデーに合わせ、公式ツイッターで発信した投稿が大きな批判を呼んだ。しかしその翌日、同じ公式ツイッターで非を認め謝罪。潔い謝罪の姿勢に好意的なコメントが集まった。
今回の事案は、花王が以下のツイートをしたことから事が始まった。
国際カミングアウトデーは、毎年10月11日が記念日に指定されている。もともと、1987年10月11日にワシントンD.C.でLGBTのワシントンマーチが行われた日を祝い、1988年に米心理学者ロバート・アイシュベルク氏やロサンゼルスのLGBT活動家ジャン・オリリー氏らによって制定された。以来、LGBTの人々によって、性的志向や性自認をカミングアウトした人を讃え、LGBTの認知向上を求めた活動の日となっている。
花王は、国際カミングアウトデーに寄せ、「みなさんが知らなそうなことをカミングアウトしてみました」と表現。これが、LGBTの人々を中心に、国際カミングアウトデーの意味を知らないのではないかと否定的なツイートが集まり、炎上した。
しかし、花王は、翌日、以下のツイートを行い、謝罪した。
結果的に、このツイートにより、好意的なコメントが多数集まり、さらには、「素直に謝罪しているので、花王さんの誠意が伝わってきました。花王さんの商品を買おうと思います」とのコメントもあった。この謝罪は、迅速に行われたこと、また非を率直に認め言い訳をしなかったこと等が良い反応を呼んだと考えられる。
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