フィンランド石油化学大手ネステ、化学大手台湾の奇美実業(CHIMEI)、三菱商事、出光興産の4社は10月3日、バイオナフサを原料とするスチレンモノマー(バイオSM)とアクリロニトリルブタジエンスチレン(バイオABS)のサプライチェーン構築で協働すると発表した。
ネステは、バイオナフサで世界最大級の生産規模を持つ。同社製造のバイオナフサは、100%廃棄物や残渣等を原料にしたバイオマス由来のため、石油由来ナフサ比で二酸化炭素排出量が削減できる。
今回の提携では、出光興産は、ネステ供給のバイオナフサを活用し、マスバランス方式でバイオ由来スチレンモノマーを製造。奇美実業がスチレンモノマーを調達し、バイオマスプラスチックを生産する。三菱商事は、サプライチェーン構築全体のマネジメントと、製品マーケティングを担う。2023年前半に生産開始予定。日本でのバイオSM生産は今回が初。また台湾でのバイオプラスチックの生産も今回が初となる。
【参照ページ】Neste, Idemitsu Kosan, CHIMEI Corporation and Mitsubishi Corporation join forces to create a renewable plastics supply chain
【参照ページ】NESTE、出光興産、奇美実業および三菱商事によるバイオマスプラスチックのサプライチェーン構築を実現
【参照ページ】NESTE、出光興産、奇美実業および三菱商事によるバイオマスプラスチックのサプライチェーン構築を実現
【画像】Neste
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