アパレル大手米GAPは8月24日、米国際開発庁(USAID)との共同イニシアチブ「Women + Water Alliance」を通じ、インドで200万人の水・衛生(WASH)へのアクセスを改善する目標を達成したと発表した。
両者は、2017年から同イニシアチブを主導。インド・マハラシュートラ州とマディヤ・プラデーシュ州で、アパレル産業に携わる地域コミュニティの健康と福祉を改善を進めてきた。
同イニシアチブは、ケア・インターナショナル、ウォーターエイド、Water.org、Institute for Sustainable Communities等のNGOを実施パートナーに選定し、女性のエンパワーメント、家庭での水と衛生(WASH)へのアクセス改善、綿農業での水管理のベストプラクティス展開等を実施してきた。今後も2023年1月までプロジェクトを続ける予定。
また同イニシアチブでは、有機栽培への転換や地域の水質改善も支援。今シーズンには、支援した村で栽培した綿を活用した製品を、GAPから初めて販売する。
同社は、2050年までに事業での水資源インパクトをポジティブにすることをコミットするイニシアチブ「Water Resilience Coalition」にも加盟している。同イニシアチブは、2030年までに3億人に気候変動レジリエントな水・衛生設備、トイレへのアクセスを提供することを目標に掲げている。今後の活動の展開では、WASHパートナー、新しい共同拠出者、新たなパートナーも含め、プロジェクトの規模や地域を拡大していく考え。
【参考】【国際】食品・アパレル等世界大手7社、Water Resilience Coalition発足。2050年水資源ポジティブ(2020年3月25日)
【参照ページ】USAID Gap Inc. Women + Water Alliance Exceeds Goal to Empower Two Million People to Improve Their Access to Water & Sanitation
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