英競争・市場庁(CMA)は7月29日、アパレル大手ASOS、Boohoo、Georgeの3社に対し、グリーンウォッシュの疑いで捜査を開始した。グリーンウォッシュが判明した場合、司法を通じた法的措置も辞さない構え。
同庁は1月、アパレル産業を対象とした事前調査で、グリーンウォッシュの懸念があると指摘。「サステナブル」等と訴求されている一方で、根拠等の情報が示されていない行為が横行していると警戒感を強めていた。
今回の捜査では、ASOSの「Responsible edit」、Boohooの「Ready for the Future」、Georgeの「George for Good」等のシリーズが、実際にどの程度、環境サステナビリティが高いという証拠があるのかを重点的に調べる。具体的には、消費者への印象操作を招く実態以上の過剰訴求や、認証等を一部商品のみで取得しながら商品全体で取得しているように見せかける行為等がチェック項目となる。
同庁はすでに2021年9月、環境訴求のガイドライン「グリーン・クレーム・コード」を公表。判断軸を示したことで、グリーンウォッシュを摘発しやすくしている。
【参照ページ】ASOS, Boohoo and Asda investigated over fashion ‘green’ claims
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