三井住友銀行は8月10日、融資先の二酸化炭素排出量算出サービスの展開で米パーセフォニ(Persefoni)との基本合意を締結した。日本IBMもシステム導入の面で参画し、三者で日本市場への普及を目指す。同様のサービスは、すでに三菱UFJ銀行と、みずほ銀行もすでに発表しており、3メガバンクが揃った。
パーセフォニに2020年に創業。日本企業では他に、日立システムズやウェイストボックス、SCSKともパートナーシップを締結している。創業者のケンタロウ・カワモリ氏は、日系移民で、父親が日本人、母親がドイツ人。2歳まで日本で生活し、その後ドイツに移住。13歳からアメリカで生活している。
同分野では、三菱UFJ銀行は2021年11月、ゼロボードとの提携を発表し、4月には同社の排出量算定・可視化クラウドサービス「zeroboad」の全店展開を開始している。その後、みずほ銀行も7月、三井物産子会社e-dashとの提携を発表し、三井物産が独自開発した「e-dash」の採用を決めている。
三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループは、3社とも2050年までの投融資ポートフォリオのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)にコミットする銀行のイニシアチブ「Net-Zero Banking Alliance(NZBA)」に加盟している。
【参考】【国際】Net-Zero Banking Alliance、加盟銀行が100社を突破。世界の銀行資産の43%(2022年1月20日)
【参照ページ】脱炭素社会に向けた温室効果ガス排出量可視化サービス提供に関する基本合意書の締結について
【参照ページ】株式会社ゼロボードとの協業について
【参照ページ】三菱UFJ銀行が「zeroboard」の全店展開を開始
【参照ページ】e-dash株式会社との脱炭素化支援サービス提供に向けた連携開始について
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