投資運用世界大手米アライアンス・バーンスタインは7月19日、パリ協定が目標とする1.5℃目標と整合性のある投資戦略の実行にコミットすると発表した。同社は、2050年までの運用ポートフォリオのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)にコミットする運用会社のイニシアチブ「Net Zero Asset Managers(NZAM)」にも加盟しており、具体的な戦略を今回発表した。
【参考】【国際】Net-Zero Asset Managers、43社が中間目標設定完了。加盟は220に伸長(2021年11月16日)
同社は今回、戦略の4つの柱を紹介した。まず、エンゲージメント。コロンビア大学との継続的パートナーシップや、同社独自のオンライン情報ツールESIGHT等を活用し、発行体に向けたエンゲージメント体制を構築。発行体にカーボンニュートラルを約束させていくことを大きな戦略としている。
また、分析体制も強化。二酸化炭素排出量総量、原単位排出量、指標と目標、設備投資と移行計画、コミットしたポートフォリオのカーボンフットプリント等を引き続き分析し、その他の関連する気候関連KPIの監視を進めている。
さらに積極的に投資する分野としては、グリーンボンド、サステナビリティ・リンクボンド、ESGストラチャード有価証券等をあげ、すでに約60億米ドルを投資していると話した。
【参照ページ】AllianceBernstein Commits to Net Zero Pathway
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