エネルギー世界大手英シェルの中国法人「殻牌」は7月29日、中国電力インフラ大手の申能集団傘下の上海申能能創能源発展と提携し、水素ステーションネットワーク合弁会社「上海申能殻牌新能源」を設立すると発表した。シェルに同事業でアジア初の法人となる。
同合弁会社は、今後5年間で上海と揚子江デルタ地帯に水素充填ステーションを6ヶ所から10ヶ所建設。2030年までに揚子江デルタ地帯に30基まで拡大する計画。30基が揃うと、毎日約3,000台の燃料電池トラックやバスに水素供給が可能。同地域での水素モビリティを加速させる。
調達する水素は、短期的には現地の化学工場から排出される副生水素を活用。長期的にはグリーン水素の生産の供給の機会を探る。
またシェルの投資子会社シェル・オーバーシーズ・インベストメントは8月9日、英投資会社Actisから、インド・プネに拠点を置く再生可能エネルギー開発・運営会社Solenergi Powerと関連会社Sprng Energyグループの株式100%を取得する手続を完了したと発表した。これによりシェルの再生可能エネルギー設備容量は3倍にまで拡大した。買収額は15.5億米ドル。
【参照ページ】Shell completes acquisition of renewables platform Sprng Energy group
【参照ページ】SHELL AND SHENERGY FORM JOINT VENTURE TO DEVELOP HYDROGEN REFUELLING NETWORK IN CHINA
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