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【イギリス】イベルドローラ、最大規模グリーン水素プラント建設。280億円投資し生産能力1.4万t

 スペイン電力大手イベルドローラは8月9日、1.7億ポンド(約280億円)を投資し、英イングランド地方フェリクストウ港に大規模グリーン水素プラントを建設すると発表した。同プラントは2026年稼働予定。初期の年間生産能力は水素1.4万t。将来的に倍増していく。

 同プラントは、同社子会社スコティッシュ・パワーと香港・港湾運営ハチソン・ポート・ホールディングス(HPH)子会社ハチソン・ポートで共同開発。グリーン水素製造に使用する電力は、イベルドローラが英国北海海域で保有する設備容量714MWの洋上風力発電所「イースト・アングリア・ワン」から供給する。

 イースト・アングリア・ワンは、「イースト・アングリア・ワン・ノース」「イースト・アングリア・ツー」「イースト・アングリア・スリー」等と併せ、合計設備容量2,900MWの複合洋上風力発電所イースト・アングリア・ハブの一部。

【参考】【イギリス】政府、脱炭素で1.5兆円の海外投資招致に成功。案件を積極開示し、さらに投資呼び込み(2021年10月21日)

 同プラントで製造したグリーン水素は、フェリクストウ港で使用する燃料電池自動車(FCV)トラック最大1,300台、機械、輸送列車向けに供給。その他、グリーンアンモニアやエタノール製造での活用、船舶用クリーン燃料として他国への輸出等も視野に入れる。

 またスコティッシュ・パワーは、英炭素回収・貯蔵(CCS)技術Storeggaと協働し、英国スコットランド・クロマーティでグリーン水素製造プラント開発プロジェクトを展開。蒸留所の加熱工程でグリーン水素を活用し、同プラントが稼働を開始する2024年には、二酸化炭素排出量を年間最大4,000t削減できる見込み。

 イベルドローラはその他にも、英国スコットランド・グラスゴー郊外のホワイトリー風力発電所に、グリーン水素プラントを建設予定。2023年に稼働開始し、水素生産能力は年間3,000t規模。

【参照ページ】Green hydrogen plant to decarbonize UK's largest freight port
【画像】Iberdrola

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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