英労働年金省は7月15日、年金基金でのESG投資の「S」要素リスクに対処するための新たなタスクフォースを創設した。年金基金のマテリアルな社会的リスクと機会の評価・管理のため、データやガイダンス等の整備を支援する。
同タスクフォースでは、労働慣行、サプライチェーン・マネジメント、地域社会・コミュニティへの関与、消費者保護、人権等の問題を取り扱う考え。原則、ガイドライン、測定基準等の開発の検討も進める。
同省は2021年に、年金基金での「S」要素リスクの対応のためパブリックコメントの募集を実施。同省は、集まった回答を基に、年金制度の投資意思決定とスチュワードシップ・ポリシーに「S」要素を統合するための積極的なアプローチが必要と判断していた。そのため、今回のタスクフォースが組成された。年金基金の参画を募る。
同省は今回、英年金基金では「E」要素の統合が進み、世界をリードするまでになったと強調。次は「S」としている。
【参照ページ】New taskforce to support pension scheme engagement with social factors in ESG investing
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