投融資カーボンフットプリント算出基準策定機関Partnership for Carbon Accounting Financials(PCAF)は7月14日、保険引受ポートフォリオのカーボンフットプリント算出に関する進捗報告書を発表した。8月末頃までパブリックコメントを募集する。
今回の進捗報告書は、2022年3月に発表された保険業界の二酸化炭素排出量のスコープ定義書に続くもの。企業向け損害保険と個人向け自動車保険で、スコープ3を含む二酸化炭素排出量のデータ定義、算出方法、推奨事項等の検討方法と検討結果を示した。
策定したガイドラインは、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、GRIスタンダード、SASBスタンダード、GAAP、IFRS財団の国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)等の既存の枠組みを補完するもの。
検討を行ったPCAFのワーキンググループには、アリアンツ、Aviva、アクサ、Bradesco Seguros、ゼネラリ保険、ICEA Lion、リバティ・ミューチュアル、ロイズ、ミュンヘン再保険、NNグループ、QBE保険、スコール、SOMPOホールディングス、スイス再保険、東京海上ホールディングス、チューリッヒ保険が参加した。
[2023.1.25追記]
同ルールは2022年11月に正式に採択され、リリースされた。
【参照ページ】PCAF launches public consultation on Global GHG Accounting and Reporting Standard for the Insurance Industry Progress Report
【参照ページ】PCAF launches the Global GHG Accounting and Reporting Standard for Insurance-Associated Emissions
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