Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】ネスレ、気候変動での被災コミュニティへの食事提供支援。食糧支援NGOに1.4億円寄付

 食品世界大手スイスのネスレは7月15日、気候変動に伴う異常気象に見舞われた地域コミュニティへの食料提供を支援するため、食糧支援NGOワールド・セントラル・キッチン(WCK)に100万スイスフラン(約1.4億円)を寄付すると発表した。

 ネスレは、2030年までに二酸化炭素排出量を50%削減し、2050年までにバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。同社バリューチェーン上の二酸化炭素排出量のうち約3分の2が農業由来であるため、リジェネラティブ農業を支援や森林再生プログラムの拡大を進めている。今回のアクションもその一環。

【参考】【スイス】ネスレ、リジェネラティブ農業や代替プロテインの研究拠点開設。ネスレ農業科学研究所(2022年2月11日)
【参考】【フィリピン】ネスレ、3年間で竹含む350万本の植林にコミット。森林再生NGOと協働(2021年10月23日)

 WCKは、気候変動による被害で飢餓状態にある人々への食料や水等の提供、地域コミュニティのレジリエンス向上、地方自治体・州政府との協働による変革の3分野に注力。地域コミュニティが気候変動に適応し、自給自足できるよう支援する他、地域の食品生産者への投資、食品サービスの専門家や調理師を目指す学生への教育、飢餓と水の枯渇からの脱却に向けた成功モデルの導入等を支援している。

 WCKは2月、マダガスカル東海岸を襲った熱帯サイクロン「バツィライ」の被災地支援チームを発足。同地域で仕入れた新鮮な食材を活用し、フィールドキッチンを展開した。調理師は同地域で採用し、地域雇用にも寄与した。また2021年には、ブラジル・バイーア州で発生した大雨洪水の被災地を支援するため、地域のレストランと協働し、料理を提供。 米国領ヴァージン諸島及びバハマ諸島では、食品関連企業19社に対し、助成金を拠出した。

 WCKはその他、ウクライナへの人道支援も実施。ネスレも同活動を支援しており、WCKを通じ、2,700万食以上をウクライナ侵攻による被災者に提供している。

【参照ページ】Feeding hungry people and building climate-resilient communities - Nestlé enters new partnership with World Central Kitchen
【画像】Nestlé

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。