不二製油グループ本社傘下の不二製油は7月7日、食感がリアルに近い大豆肉「プライムソイミート」の販売を8月から開始すると発表した。油脂事業から食品事業へと進出する。
今回発表した「プライムソイミート」は、同社が開発した独自の「プライムテクスチャー製法」を採用。同社が長年培ってきた大豆と油脂の加工技術を応用し、これまで困難といわれていた「肉の様な繊維感や噛み応え」と「口どけ」の両立を実現した。生産は日本で行う。
原料の大豆調達では、2021年7月に大豆調達方針を制定。生物多様性保護、森林破壊ゼロ、先住民・地域住民・労働者への搾取ゼロにコミットした。また、同社は2020年5月に持続可能な大豆のための円卓会議(RTRS)に加盟。大豆調達方針でも、2025年までに、第一次集荷場所でのトレーサビリティ確保、もしくはRTRS認証や同等の認証100%の確保、2030年にはコミュニティレベルまでのトレーサビリティ確保、もしくは同様にRTRS認証や同等の認証100%の確保を目標として掲げている。
【参考】【国際】持続可能な大豆のための円卓会議、新たに欧州6社加盟発表。責任あるサプライチェーン促進(2020年3月25日)
【参考】【インタビュー】RTRSに聞く持続可能な大豆の促進への課題と対応 ~日本企業との対話に見た今後への期待~(2020年2月20日)
同社は、100%植物由来の「エビカツ」も国内で初めて発表。こんにゃくの成分を使い弾力のあるエビの食感も再現した。8月から、都内のホテルニューオータニのレストランで提供される予定。
【参照ページ】『プライムソイミート』販売開始のお知らせ
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