食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニーのニュージーランド法人コカ・コーラ・オセアニアと、欧州・アジア飲料大手コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)フィジー法人は5月23日、フィジーで販売する1l以下の主要飲料のペットボトルを、100%再生ペットボトルに転換したと発表した。
コカ・コーラ・カンパニーは2月、2030年までに同社全飲料ブランドで商品の25%以上を再生可能もしくは再利用可能な容器に転換する目標を設定済み。CCEPも、2040年までにバリューチェーン全体で二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)を達成する目標を掲げており、今回のアクションはそれらの一環。
【参考】【国際】コカ・コーラ、再利用可能容器への転換で2030年目標。全飲料ブランド対象(2022年2月13日)
【参考】【ヨーロッパ】コカ・コーラ欧州ボトラー、スコープ3含めた2040年カーボンニュートラル宣言。ケミカルリサイクル等(2020年12月25日)
今回の対象ブランドは、「コカ・コーラ」「スプライト」「ファンタ」「POWERADE」「ミニッツメイド」「シュウェップス」。これにより、フィジーでの販売ブランドの半数以上で100%再生ペットボトルを実現した。
CCEPフィジーは、1999年からフィジーウォーターとMotibhaiの協力を得、ミッション・パシフィックのペットボトル・缶回収スキームを運営。回収事業者は、フィジー全土の3カ所でペットボトルと缶を回収し、回収代金を支払っている。
コカ・コーラは2021年、オーストラリア・ニュージーランド・パシフィック・プラスチック協定にも創設者として加盟。オセアニア地域でのサーキュラーエコノミー化を進めている。
【参照ページ】Increasing the recycled content of our plastic bottles in Fiji
【参照ページ】Coca-Cola Oceania and Coca-Cola Europacific Partners Fiji announce major commitment to step up use of recycled plastic
【画像】CCEP
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