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【ヨーロッパ】コカ・コーラ欧州ボトラー、ホテル等向けリターナブルガラス容器導入。サーキュラー

 欧州・アジア飲料大手コカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)は5月12日、飲料ブランド「ファンタ」「スプライト」「ミニッツメイド」「フューズティー」「トロピコ」に関し、フランスのホテル、レストラン、カフェでの販売で、250mlのリターナブルガラス容器を導入すると発表した。

 施設・店舗や卸売事業者は、使用後の容器を専用の木箱に収納し、CCEPの工場へ返却。工場で洗浄と再充填を行い、再利用する。各容器は、最大25回まで再充填可能。小売店と卸売業者での容器返却管理を容易にするため、各容器は、世界共通の仕様を採用した。

 同社は、今回のアクションで2022年の使い捨てガラス瓶の製造量を1,500万本削減できると推定。二酸化炭素排出量は、使い捨てガラス瓶比で3分の1にできるとした。

 さらに同社は5月11日、フランスとベルギーで、ファウンテンディスペンサー「New Compact Freestyle」を実証展開すると発表した。2022年中には、英国を含む欧州市場でも実証予定。

 ファウンテンディスペンサーとは、濃縮シロップを飲料水や炭酸水で希釈し、その場で飲料を製造する機器。今回導入するNew Compact Freestyleは、コカ・コーラ・カンパニーとCCEPで共同開発した。消費者は、消費者は約40種類の飲料の中から、好きなものを選び、同じ容器へ再充填することができる。

 今回のアクションは、CCEPの2040年までにバリューチェーン全体で二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)、廃棄物ゼロを達成する目標の一環。コカ・コーラ・カンパニーの2030年までに再利用可能な容器を25%にする目標にも合致する。

【参考】【ヨーロッパ】コカ・コーラ欧州ボトラー、スコープ3含めた2040年カーボンニュートラル宣言。ケミカルリサイクル等(2020年12月25日)

 同社の予備分析では、New Compact Freestyleのチルド飲料1lあたりの二酸化炭素排出量は、従来の缶やペットボトルよりも少ないという。同社は今後、同ディスペンサーの実証で取得した消費者行動に関するデータを元に、ソリューションの最適化を進める。

【参照ページ】CCEP in France to distribute 100% of its packaged beverages in returnable glass bottles to hotels, restaurants and cafes
【参照ページ】New Compact Freestyle® drinks dispenser pilots in Europe
【画像】CCEP

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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