鉄鋼世界大手ルクセンブルクのアルセロール・ミタルは5月2日、カナダのグループ会社アルセロール・ミタル・ロング・プロダクツ・カナダ(AMLPC)のケベック州コントルクールの製鉄所で、グリーン水素での水素還元製鉄の実証試験に成功したと発表した。
今回の試験の目的は、鉄鉱石の還元プロセスで、天然ガスの使用をグリーン水素に置き換えることの評価。最初のテストでは、24時間で、6.8%の天然ガスをグリーン水素で代替。グリーン水素は、第三者が所有する水電解装置で製造され、コントルコールに輸送された。
AMLPCは、今後数ヶ月で、グリーン水素の使用量をさらに増やして実証を行う。最終的にはコントルクールでの二酸化炭素排出量を年間数十万t削減できる見込み。
同社は、世界規模で2030年までに二酸化炭素排出量の原単位を25%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目標としている。
【参照ページ】ArcelorMittal successfully tests partial replacement of natural gas with green hydrogen to produce DRI
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