IT世界大手米HPは3月31日、同社の金属3Dプリンタープラットフォーム「HPメタルジェット」を、アパレル向け金属素材世界大手イタリアのレゴーが活用する戦略的提携を発表した。ジュエリーおよびファッションアクセサリー市場向けの特殊貴金属材料を製造する。同分野での提携は今回が初。
HPメタルジェットは、発注者がデザインをウェブ上にアップロードし、HPの製造パートナーが同社の3Dプリンターで製造・納品を行うサービス。レゴーはまず、ステンレス製アクセサリーの製造に向け開発を進める。
同時に両社は、銅と銀の粉末、最終的には中核素材である金の粉末の加工パラメーターの最適化と特性評価を行う厳密な研究開発も実施。同研究は、伊ブレッサンヴィードに建設された施設「レゴー3Dメタルハブ」で実施される。
レゴーは、今回の施策により、製品のコスト削減及び品質向上につなげる考え。また同社は、少量生産や納期短縮も戦略として掲げている。これらによりレゴーの顧客であるアクセサリーメーカーに価値提供し、競争力を高まる。
【参照ページ】HP and Legor Group Collaborate to Advance Metals Science and Stainless Steel Accessories for Jewelry and Fashion Markets
【参照ページ】3D Printing Solutions
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