責任あるスポーツイベント開催の浸透を目指すイニシアチブ「責任あるスポーツのための会議(CRS)」は2月16日、スポーツイベントの主催者が幅広い環境・社会指標の測定や学習ができる世界初のアプリ「ReScore」を発表した。
責任あるスポーツのための会議(CRS)は、2007年に発足。米オレゴン州に本部を置くNGO。
同アプリは、スポーツイベント主催者がスポーツイベントのサステナビリティやインクルージョンに対する社会の期待に応えるためのアプローチを容易にするもの。グローバルスポーツイベントのスポンサーである印財閥大手タタ・グループのIT子会社タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)と共同で開発した。
同アプリでは、クラウド上にスポーツイベントの情報を入力することで、CRS基準との比較がされた結果がダッシュボード上に表示される。データに基づくパフォーマンスを可視化することで、実行可能で測定可能なイベント開催に向けた推進が可能。イベントの二酸化炭素排出量の推定、イベント中の廃棄物防止と節水に関するベストプラクティス、インクルージョンを改善したイベントの成功事例などを知ることができる。
同アプリを利用することでデータ収集、測定、報告プロセスをデジタル化できる。また、全スポーツイベント主催者が互いに情報を共有し学習できるため、責任あるスポーツイベント開催のためのノウハウを業界全体へ浸透させることが狙い。
【参照ページ】NEW APP FROM COUNCIL FOR RESPONSIBLE SPORT TRACKS ENVIRONMENTAL AND SOCIAL RESPONSIBILITY PROGRESS OF SPORTING EVENTS
【参照ページ】ReScore Tutorial
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