ドイツ消費財大手ヘンケルは4月25日、電気自動車(EV)バッテリーを、熱暴走による火災から保護するコーティング製品「ロックタイトEA 9400」及び「ロックタイトFPC 5060」を販売すると発表した。
EV普及と技術革新が加速する中、安全性の確保に向けた防火対策は喫緊の課題。今回発表のロックタイトは、バッテリーパックに塗布することで、火災の延焼を抑制・遅延させることが可能。ドライバーが車両から避難できるようにする。
中国では2021年、EVバッテリーの新たな安全性基準を設定。バッテリーに熱暴走が発生した際、ドライバーに対する警告を発し、発火・爆発までに車両から脱出するための時間を5分間は確保することが要求されるようになった。
一方、バッテリーメーカーでは、安全性と生産効率の両立が重要。ヘンケルのロックタイトは、スプレーまたはフラットストリームで塗布でき、一般的な自動ディスペンサーシステムとも互換性がある。また、室温で硬化するため、エネルギー消費と二酸化炭素排出量の削減にも寄与するという。
【参照ページ】Henkel launches new fire protection solutions for safer EV batteries
【参照ページ】三项电动汽车强制性国家标准正式发布
【画像】Henkel
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