化学世界大手独BASFのサプライチェーン管理システム開発子会社クラウドファームは5月3日、スイス養豚支援SUISAGと協働し、繁殖センター、飼育場、豚肉加工までのサプライチェーン上の生産データ分析ツール「Pig Passport」を、スイスとドイツの養豚農家に実証導入すると発表した。
Pig Passportでは、豚の遺伝的血統、飼料消費量、健康情報等の登録が可能。豚に装着する電子耳札とクラウドファームが提供するモバイルアプリ「Cloudfarms Mobile App」を接続することで、1頭毎のデータを迅速かつ容易に取得できる。取得データは、リアルタイムにレポーティングも可能。
実証の第一段階では、養豚農家の固有ニーズを把握し、ツールのカスタマイズを行う。次のステップとしては、スイスとドイツの養豚農家全体へと提供を開始予定。
豚のサプライチェーン管理は、従来、個体ではなくグループ単位で行われてきた。今回のツールにより、食の安全、動物の健康、効率的で持続可能な生産、消費者への透明性を向上しにいく。
【参照ページ】Cloudfarms cooperates with SUISAG to launch innovative application enabling individual tracking of pigs from birth to processing
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