資源採掘世界大手スイスのグレンコアは4月28日、株主総会で、「Say on Climate」議案での採決を実施。23.7%が反対した。Say on Climateは、株主総会で、会社側の気候変動戦略を取締役会側が勧告的決議議案として株主総会に上程し、株主からの賛同を確認するもの。
今回の株主総会議案は、同社が作成した気候変動進捗報告書への賛否を問うもの。2021年にも同様の議案を採決したが、当時は94.36%が賛成。今回、賛成率が76.28%へと大幅に減少した。
これに対し、豪機関投資家団体オーストラレーシア企業責任センター(ACCR)は4月29日、「多くのグレンコアの株主は、年間1億t以上の生産が可能なオーストラリアの炭鉱の新設・拡張計画を同社が開示していないことに明らかに不満を持っている」とコメント。同社がスコープ3排出量を削減するための投資を約束していないことも批判した。
【参照ページ】Glencore shareholders deliver rebuke to board over coal plans
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