オランダ化学大手DSMとデンマーク乳製品大手アーラ・フーズは4月20日、デンマーク、スウェーデン、ドイツの農場50ヶ所以上で、DSM開発の飼料添加物「Bovaer」の実証利用を開始すると発表した。乳牛1万頭を対象に、げっぷメタンの低減を実証する。
DSMは3月28日、オランダ飼料供給アグリファームを通じ6ヵ月間、Bovaeを参画農家に供給すると発表済み。同飼料添加物は、牛1頭に1日小さじ4分の1杯与えるだけで、げっぷによるメタン排出量を約30%削減でき、牛乳1kgあたりの二酸化炭素排出量を10%から12%削減できる。今回アーラ・フーズが同実証プログラムに参画した形。
【参考】【オランダ】DSM、飼料添加物「Bovaer」の大規模実証。家畜げっぷのメタン排出を大幅削減(2022年3月28日)
アーラ・フーズの農場での二酸化炭素排出量の40%は、乳牛が飼料を消化する際に発生。同社は2022年の夏から秋にかけ、実証プログラムの参画農家を確保。実証結果が良好であれば、2023年から対象の乳牛を2万頭に拡大する。
【参照ページ】Arla Foods and DSM start large-scale on-farm pilot to reduce greenhouse gas emissions from dairy cows by 30%
【画像】DSM
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